なにかにとりつかれたように同じことばかり考えているこれは恋? でもその考えは、水族館のマンボウが見えないビニールシートにぶわんぶわんとぶつかって跳ね返されるように進まないのであった。マンボウあほやからな。しばらく様子見。

例えば恋愛初期の女子が、彼(または彼未満)の気持ちがよくわかんなくてヤキモキしているところを見ると、「そういう時期がいちばん楽しいのよねー!!」と周りは思うけど、ヤキモキ本人はそれどころではなくて「楽しくないよう!」と思いますよね(思いませんか?)。しかし逆に、その状態が本当に心底楽しくなってしまったら、話が進まなくなると思うんです。だって楽しいし私別にこれでいいもん的な。今充実してるし特に彼氏とか必要ないし的な。こういう状態ってその時点の本人は満たされていて楽しいんだろうけど、果たして将来的にはいいことなんだろうか?

「老化と戦う」という考え方と、「年を取ることを受け入れる」という考え方があって、自然で楽なのは後者だろうけど、「年とってからが断然差が出る。全然違うのは、抗った方だよ」と友人に言われた。「桃井かおりを見なさい」と。私は楽なのが好きなので、普通に年をとっていけばいいと思っていたけれど、地下鉄の窓ガラスに映る自分のほうれい線にはガクゼンとさせられるので抗おうかと思った。でも、何のために? ジム通いとか素敵な化粧品とかそういう自分が楽しめる以上の努力はしたくない。焦るのも、追い詰められるのも、逆にお肌によくないと思うん。