駆け込み入部

「私は私を入れるようなクラブには入りたくない」って言ったのは誰でしたっけ。今調べてみたらどうもグルーチョマルクス兄弟)なのらしいんだけど、私は勝手に「内田百輭チャーチル」だと思っていました。なんで!?どこからこの思い込みが来たのか!今となっては謎です。どっちだったにしろ「扱いにくそうなへんくつじーさんが言った」というイメージを持っていたことは間違いない模様。

そうそう「私を入れるようなクラブには入りたくない」ね。なんで唐突にこの言葉を思い出したかというと、ひょっとしたら「私は私に気がある人は好きじゃない」のかもしれないと思ったからなのです。逆に言うと「私は私に気のない(私ごときに動じない感じの)人が好き」ってことだ。ギャー!致命的!女として致命的。これはダメだろう*1。自分にこういう傾向があるのは昔から分かってたけど、ほんとにそうなのかな? 違うと信じたい。

別に「私に気のない人」を落とすこと自体を楽しむ女豹というわけではないんだ。むしろそういうありかたの方がいいな、うらやましい。私は「気のない人」を落とすテクなんか持ってないし、そういう人を好きになってもどうしていいのかわからんちん(30過ぎて!)。単に私は、そのう、自分に気のある感じの人があんまり好きになれない、というか…うーん……そうなのかな……。いやしかし、「いいな!」と思ってた人が気のあるそぶりをしたら、うれしいかもしれない。いやかなりうれしい。ということは、結局自分次第というか自分の好み次第ということか?あれ?じゃあ最初に言ってたことと違うじゃん…。

いやだからとにかく、こういうことです。私はもしかしたら「前からいいなーと思ってた人が、実は向こうも私に気があるみたい!」っていう、こう、ピンポイントで都合のいい特例でしか幸せになれないのかもしれない……ってこと。入部資格のあるクラブにあえて入らないのは孤高でカッコイイかもしれませんが、私はこのままじゃ「都合のいい幸せな特例」が出てこない限りずっと孤高、つーか孤独じゃないか。

*1:だって、これは端的に言うと、自分とつりあいのとれていない「上」が好きってことだもん。「上」を目指すのは皆一緒だから、彼にとって「下」である私に目を向けてもらうのは困難(男女逆ならまだなんとかなりそうだけど)。特にM体質の私には、かなり難しいミッション