カシマシチューネン娘。

1日半かけて3名で開催されたみそじ女子会は、例によってぐるぐるトークでございました。友人Eが数時間置きにつぶやく「結婚したーい」で始まり、「私のエエ人は、今どこで何してるんやろか…」「鼻クソでもほじってんちゃうん」で1セットが終わるお話の一部始終は、とてもじゃないけどお聞かせできません。しかしわりと皆、自分の中に答えを持っていたりするのでしょうか。いや、今回の話じゃないけど、内面をほとんど「外に出さない」性質の友人もいるのでな。私なんかはアウトプットしないと自分自身に気づけないかわいそうな子なので、ここ15年ほど「話している(または書いている)途中で気づく」ということでしか前へ進めていません。そのたんびに「ひらめいた!」と電球が点るこのアホっぽい感じを、私はもしかしたら死ぬまで続けるのかもしれないなー、と最近は思います。死ぬ前にも「目からウロコが落ちた!」とか言ってそうで、それはそれで幸せな一生かもしれない。(また中島敦で例えるとですね、『悟浄出世』に出てくる「何か光っててとがったもの」を探し続けて一生を終える小さな妖怪みたいに幸せかもしれない、ということです)

その前に。女子会の前日はえらいこと深い夜(ていうか朝)まで飲んでいたので、友人Mに電話で起こされたのですが、その直前まですごくいい夢を見ておりました。私はどこの誰だかモデルすら不詳のステキな男子にしっかりと、しかし優しく抱きしめられており、その腕の中でふにゃふにゃと甘えてこれ以上ないほどの安堵感を得ていたのです。ものっすごい脳内麻薬出てた。そんな文字通り夢の国からたたき起こされたので、早いとこ電話を切って続きを見ようともっぺん寝たけど、あきませんでしたわ。まあしかし、途中で起こされたからこそこの夢をはっきりと覚えているのかもですね。じつにいい夢でございました。癒された。何の自己完結か、と思わなくもないけれど、私が求めているのはつまりあの感じなのだなあ。とか思いながら友人にこの話をしたら「自分で自分を慰めれるようになったわけやな」「まさに自慰やな」と言われた。くそ。

そんなこんなで家のみ会だったわけです。私んちで。皆に食べさせようと炒飯つくってたら、友人のひとりが「持ってきてん」とウルフルズのDVDを取り出しました。私はまあ、可もなく不可もなく、という感じだったんだけど、見はじめたら、今さらながら、トータス松本の「男」にやられましたわ。あれ何? なんか、あの人はオスとしてものすごく優秀なんじゃないですか? 遺伝子とかきっと。私の元々好きなタイプ(精神的重心は低いけど社交的なインテリメガネ)とはかけ離れているにも関わらず、なんだか彼の吸引力はスゴかったっすよ。DVDなのに。昔の映像なのに。なつかしソング(『バンザイ』とかね)を見ながら、「ギャー!カッコイイ!」「殺してー!」と、ちょっとしたビデオコンサート状態になってるメス3匹。ああいう「いい遺伝子」な人は、メカケとかつくっていっぱい子孫残した方がいいと思います。メスとして思います。そして『ええねん』*1で出戻りジョンBをやさしく包み込んだ懐の深さに3人で涙ぐんでました。何あの受け入れソング。

そういうわけで、DVD3枚見終わって、もう体に火がついてホテッてしまった私たちは、夜中に街へ飛び出して深い夜(ていうか朝)までウルフルカラオケに興じたのでした。ウルフルズって本人映像多いのな。って書いてる途中に気づいたんだけど、これはかなり「振り切って」ますね。ててて。


今回の会で得たこと

  • トータス松本は、オスとして優秀
  • 私は何でも言葉にしようとしすぎる(「恋愛に言葉なんかいらん、っていうシチュエーションでも言い訳してそう」「言い訳が先に立って行動できてない」「絶対それで何人かは逃してる」)
  • いろいろそぎ落としていくと、私が本当に欲しいのは、安心&安定(その代わり、日常にちょっとしたスパイスと癒しとおいしいご飯を提供します)
  • 三連休を有意義に過ごそうと思ったら、もっと前から計画的に

*1:サラリーマンNEO」の終わりの歌、という認識しかなかった自分が今さらもどかしい