『北斗の拳 〜ラオウ伝 純愛の章』

hilacchi2006-03-27

土日は名古屋へ行ってきたよ。名古屋…なんかジャニーズのイベントでもあったに違いない。そういうアイテム袋持った女子がうじゃうじゃいたんですよ。どうりで宿がとりにくかったはずだわ。

しかし今ごろ気づきましたが名古屋はいいですね。東京より距離は近いしファッションはどこかどんくさいし(ホメてます)、ぐっと身近な感じ。大阪の延長感覚でいける(東京は「お客さん」な気分が抜けない、あだす田舎者だがら)。交通費もね、チケット屋で新幹線片道5550円だったし、近鉄特急は3150円でした。東京は新幹線で往復25000円仕事だもんなー。これからもっと名古屋に行こうか。モリゾーとキッコロに会いに!(もう森へ帰っています)。


しかし名古屋まで出かけて何をしたかとゆうとですね、先日書いたとおり急に見たくなった『北斗の拳 〜ラオウ伝 殉愛の章』を見てたのであった。うへえ。だってどうしても見たかったんだ、この機会を逃したら多分一生見ない気がしたんだよ。そういうわけで阿部寛ケンシロウ、声が違うというのを見る2時間前に相方に聞かされた私はえええそうなの、神谷明じゃないケンシロウなんてケンシロウじゃないやい!といきなり萎えてしまい、「もう別に見なくてもいい」くらいのテンションにまで下がってしまった(最悪)のですが、結論から言うと阿部版ケンシロウはアリでした。アリアリでした。全然大丈夫だろう。阿部先生、かなりケンを研究したとお見受けしました。「あたたたたたたたたた〜〜おわちゃう!」が「あたたたたたたたたたたたあぁ〜〜〜〜ほおおぉわぉぅふー」みたいな感じにヘンな余韻が入っていたという違和感を除けば、ほぼ完璧でございます。クリカンのルパンよりもケンでした。

ああでも(ここから北斗の拳をアツく長く語るので注意)ラオウ内海賢二(千兵衛さん)じゃなかったし、トキもトキの声の人じゃなかったし、サウザー銀河万丈(なんでも鑑定団)じゃなかったの。しょぼーん。声優の世代交代はもう避けられないのですね。そんなの見る前に知っとけよという話ですよね。あはー。

声が違うというビハインドがありながらも、話としてはおおむね合格。だって本編なぞってるんだからな、オールドファンにとっての大きな裏切りは無いだろうよそりゃ。本編の、聖帝サウザーが子供狩りをしつつ聖帝十字陵を築いていってる時のサイドストーリーで、その時ラオウは何をしてたかっつー。まあ、イチャイチャしてたんですけどね(嘘)。時々カツゼツの悪さが耳につく柴崎コウが新キャラ「ラオウ親衛隊隊長・レイナ」を演じておりまして、まーぶっちゃけ彼女はラオウのことを好きなのだ。告っちゃえよ。告っちゃえばいいのに暴力が支配する時代の哀しさよ、彼女はラオウのために先陣を切ってモヒカンをぶち殺し血路を拓くことでヘンな愛情表現をしちゃったりするわけでありました。ところで私の想像ですが、漫画版の最後らへんで出てくるラオウのご落胤リュウは、レイナとの間の子じゃないのかしらん。だってユリアはラオウのことなんか眼中になかったし、トウ(海のリハクの娘だ)は逆にラオウが眼中になかった。恋破れラオウの目前で自殺したトウに向かって「何故俺を殺さぬ!」ってオメー、殺せるわけないっつーの。それくらいわかれ。そんな恋に不器用なラオウとお互いイイ感じだったのってレイナくらいじゃないのかしら。そうなのかしら。どうなのかしら。

閑話休題。まーそんな感じで子供のころはブサイクキャラだったはずなのにやたらカワイイ顔になってしまったバットやリン、サウザー編には欠かせない南斗白鷺拳・仁星の男シュウ、シュウの息子シバまで出てきてオールスター(私にとってのスターはレイとジュウザですが)。ひとつだけ納得がいかないことがあるとすれば、極星の男・サウザーさんが何のために聖帝十字陵を築いていたかというくだりがナニされたことですよ。お師さーーーーーーん!!!!!!

ってここまでググりもせずに書ける私はどう見ても北斗オタクです。映画が終わってから「納得いかんわ」とボヤいてた地元の兄ちゃんと、どこが納得いかんか小一時間ヒザ詰めて語りたかった。本当に(ry