仲能健児『インドにて』

インドにて (幻冬舎文庫)

インドにて (幻冬舎文庫)

あーインドだなこれは。インドに行ったらやっぱりぎゅうぎゅうづめの電車やバスが時刻表を5時間くらい無視して走って、バラナシのガンジス川の岸辺の葬儀で人が焼けて犬がその足首なんかをくわえてるのを見て、ガンジャバングラッシーをキメてドミトリーでねっころがって、観光サドゥーにダマされて…、てな。行ったことないけど何故か感じる、ねこぢるで読んだあの感じ。とか思ったら、この人はねこぢるよりも前にインドまんがを描いていたのでした。いちど行かないとアカンなーインド、とはつねづね思っているのだけれど、それより先に行きたい国がもっとあって、もしかしたら意外と一生行かないのかもしれないと最近思い始めた。遠くにありて思うものですか。