4日目・8/25(月)

hilacchi2003-09-04

今日は移動日。今回の旅で一等ゴージャスなホテル「グランド・リド・ブラコ」に行くのよーん。その前に、Oが研修でホームステイをしていたご家庭がダンカンズとゆう街にあるそうなのでそこへ立ち寄る。おお、立ち寄る旨を伝えておいたのにカーラー巻きっぱなしの姿で出迎えてくれるお母さん。今日はお出かけがあるのかしら。でもとても美人でした。しかも料理もお上手らしい。こどもたちは3人。お母さんはまだ32歳なのに3人の子持ちだったのですね。すごいや。お父さんはコンピューター技師、さっき電話したからもうすぐ帰ってくるそうです。いいのか仕事は。

ジャマイカは意外にもカトリックの国*1なので、堕胎は禁じられています。だもんで「デキたら産む」のが基本、結婚しててもしてなくてもね。日本で言うところの婚外子もよーけいますが、日本みたいな差別*2は無く、子供の父(ベイビーファーザーと呼ばれる)から一応養育費をもらったりしつつ、みんなで育ててしまうそうです。大らかでいいなあ。

子供たちは、一番上が小学生のお姉ちゃん、真ん中も女の子で、いちばん下が男の子(まだ幼児)。上のお姉ちゃんが利発な感じで、私たちに家の中を案内してくれたり、庭に生えてる木の実についていろいろ説明してくれたり。いちばんのちびは私のカメラに興味津々で、まーレンズさえ触らんかったらいいやろー、とされるがままにしてたらあっというまにレンズをオープンするボタンを押して狙ったかのようにぬりっと触りおった。ノー! そんなこんなしてたらお父さんが帰ってきて、お母さんがいつのまにかパンの実とアキー&ソルトフィッシュ*3(写真)をつくってくれていた。おいしい! 「ジャマイカ料理は味が濃い!」と思っていたけど、この塩加減は絶妙でした。あと、ドラえもんで読んで以来あこがれだったパンの実は、栗とサツマイモを足して2で割ったような味と食感。これ普通に日本でも食べたくなる味かも。

その後タクシーを走らせブラコに着き、しばしのんびり。Oはこの間に明日の夕食(フレンチ)とマニキュア&ペディキュア(ネイルケア付きでこれもタダ)の予約を入れてくれてた。夕方になってからタクシーを呼んでファルマスとゆうところにあるルミナス・ラグーンへ。前の日記でも書いたけど、入り江みたいな船着き場からボートで少し行くと、海面がすごく温かくなってて夜光虫がいっぱい棲んでおり、かき混ぜるとぼんやり緑色に光るのだ! パキッと折ったらぼうっと光る、クラブなんかでみんなが腕輪にしているアレと同じだと思っていただきたい。ボートの航跡もグリーンに光るし、手を突っ込むと光る光る! バシャッと水を散らすと、海面が点々に光ってとてもキレイだ。一応写真を撮ったけど、もちろん写ってなかったね! そんで希望者は泳いでもいいということなので、もちろん泳いだよ私は。おお、泳ぐとまわりが光ーる! なんだか水着にもグリーンの光る点々が。これっていっこいっこが夜光虫なのか、と思うとちょっと気持ちが悪くなったので、いっこいっこの微生物のことは考えないようにして、とにかく光る水を楽しんだ。

*1:みんなラスタファリアンなのかと思っていました

*2:親にも子にも、厳然とあると思われ

*3:アキーという木の実と塩漬け魚を炒めたジャマイカ名物料理。アキーはわりとクリーミーで、強いて言うならアボガドみたいだ