岡崎京子『リバーズ・エッジ』『うたかたの日々』

リバーズ・エッジ (Wonderland comics)

『リバーズ・エッジ』以前に読んだことあったんだけど、改めて買ってやっぱり衝撃うけました。荒んでて、閉塞感で一杯で、なんか乾いてる青春。私には縁がなさすぎて*1、あんまり共感できないけどそれでも。それでも毎日は続く。

『うたかたの日々』は友人が貸してくれました。ボリス・ヴィアンの小説はわしゃ知らんけど、表題からして「うたかた」だからね。若い恋人たち、お金もたっぷり。この幸福は、一瞬だから眩しいくらいに輝いて見えるのかも。何よりも、忍び寄る暗さを小さな手で懸命に払いのけようとするねずみの健気さに、ウッとなりました。

*1:のんびりとした田舎の高校生活でした