内田百間『阿房列車』

阿房列車―内田百けん集成〈1〉   ちくま文庫

阿房列車―内田百けん集成〈1〉 ちくま文庫

お昼休みにちっくりちっくりと読んで、やっと読了。次は『立腹帖』に行くわけですが、このちくま、高いねん。ぶんこのくせに1冊1000円とかするし。しかもこの集成には読んだことのあるのも何冊か入ってる。あーでも、それだけ飛ばして買うことなんてできないわん。にくいやつ、ちくま! 

そういうわけで『阿房列車』でわかった百間先生のこと。

  • 電車が大好きである。
  • 目的のある旅はあまり好きじゃない。
  • 同行者はいつも国鉄職員「ヒマラヤ山系君」*1
  • 山系氏はいつも曖昧模糊としている。返事は大概「はあ」。
  • トンネルは長さよりも暗さだ、と思っている。
  • 借金してでも旅行に行く。
  • 本当は自分のことを「阿房(あほう)」だとは思っていない。
  • アイスクリームが大好き。
  • やいやい構われるのが嫌い。
  • でも周りには構いたがる人が多い。

とにかく愛すべきオヤジなのであるよ。早く『まあだだよ』(映画の方ね)見ないとなあ。

*1:思うにこの人の本名は平山さんではなかろうか