半年ぶりと10年ぶり

私は「私は世界に愛されている」というのと「世界は私を愛してくれない」というのの繰り返しが人生なんだとおもっています。おもに自転車を漕いでいる時(私がいちばん深く思索する時間)に、そういうことがポワンと浮かぶのです。

今日は、久しぶりの友人に、近くまで来ているからと夜急に呼び出されました。そんなことはめったにないので、ヒマだった私はすぐに乗っかりましたがな。どこがいい?と聞かれたので、2番目によく行くバーを指定してそこに言ったら、10年以上前に家庭教師をしていた教え子ちゃんが偶然そこにいたの。びっくりした。向こうもびっくりしてた。

久しぶりの友達も大概久しぶりだったけど、その子は10年以上ぶりだったのであわあわしながらしゃべりました(初対面にも弱いけど、久しぶりの人にも弱いんです私は。うれしすぎて)。とは言え、10年のブランクがまったく気にならないくらいフツーにおもしろ話ができたんです。思えば年の差はたったの3歳。当時は3歳の差がデカかったけど、今となっては同じ箱に入るんだよね私たち。いや、年齢って関係ないな本当に。年の功を重ねた大人と同じくらい、年だけ無駄にかっくらってる大人もいる。その逆もまたしかり。私は、そういうのが最近たいへんに面白いと思っている最中なんです。

それで帰り道、酔っぱらった頭で自転車をこぎながら思いました。「私は世界に愛されている」ってね。偶然のたまもので10年ぶりに再会したり、ヘンテコ繋がりでヘンテコな人々に会ったり、もしかしたら、楽しいんじゃないのこの「すばらしきろくでもない世界」*1。だから、酔った頭でこれを書きました。ときどきダメダメだけど、ときどきウキウキです。ソーウツ傾向が明らかにあります私。かろうじてお医者さんにかからなくていい程度に、ですが。ザッツ・メリハリのあるくらし。死ぬまでこうなのかな。でも本当は真ん中の、ブレのない道をゆくのが理想ですねん。

*1:名コピー!!だと思います本当