司馬遼太郎『竜馬がゆく』

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)

ここんとこ司馬遼太郎の『竜馬がゆく』をずっと読んでた。もうこれ読むの3度目。冒頭のペリーが黒船で来航するくだりで、どうしても「開国シテクダサイヨ〜(北島マヤバージョン)」を思い出してしまい少し台無し感。そしていつもながら8巻まで来ると「ああ、龍馬が死んじゃうんだ…」と思ってせつない。史実だから!史実だけど!!しかしこの年で久しぶりに読み直すと、小説中の龍馬と同年代なもんで、改めて「すごい奴」と思うなあ。私が龍馬なら、今ごろ神戸海軍塾の塾頭になってないといけないわけだ。無理無理無理無理。そして33で死ぬわけだ。幕末って劇的でシビアだ。
話はかわるけど、幕末史で一番男前なのは誰が何と言おうと土方歳三だと思う。残ってる写真で見る限り、文句無しにはっきりと男前。新撰組*1だけど。『竜馬がゆく』にも出てこないけど*2。次点に中岡慎太郎か。

*1:あんまり好きじゃない。大河ドラマにも興味ない

*2:燃えよ剣』でどうぞ