『里見八犬伝』(ビデオ)
- 出版社/メーカー: 角川ヘラルド映画
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: DVD
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いやー久しぶりに見ました。何年ぶりだろう?小学校の低学年か真ん中あたりのころかな*1。たしかこれ大ヒットしたはず。競馬好きの父親に連れて行かれた淀(阪神?)の「JRAファン感謝デー」みたいな日に、この映画のキャンペーンで薬師丸ひろ子と真田広之が来ていたのだ。ふたりが馬に乗って颯爽と現れたのは今でも覚えています。しかし映画の内容はとんと覚えていなかった。夏木マリに京本政樹に千葉真一に志保美悦子に萩原流行まで出てるじゃん。
しかしまー、とんでもねー展開ですね。滝沢馬琴もビクーリ。一番仰天したのは、親兵衛(真田)が魔物に取り憑かれ、八犬士のアジトで暴れ回ったあげく雷に打たれて倒れたところに静姫(薬師丸)が駆け寄り「生きてる!」って叫んだ後に、他の7人が「なんかオレ達お邪魔かな」的にスゴスゴと去っていったシーン。あんたたちが守ってるのお姫さまだよ?しかも魔物が抜けたかどーかもわかんない男とふたりきりに!いいのか姫の貞操は守らなくても!?その後繰り広げられる濡れ場は、顔のアップばっかりで無意味に長尺だけど今見るとかえって新しいエロス(なような気が)。
20年前の映画だからいろいろちゃっちい部分もありましたが、ドラマありアクションありラブあり特撮ありでてんこもりなこの映画、ハリウッドでリメイクしたら面白いかも。誰かしないかな。深作欣二監督も、草葉の陰で喜ぶかもしれない。喜ばないかもしれない。
あと気付いた細かいとこ。
●血の池風呂での夏木マリのサービスカットは、すげーサービスぶりだ。
●ヘビの殿様(悪者)の部屋に描かれている絵、よく見たらクリムトの「接吻」だ。
●矢が出たり岩が転がるブービートラップを見て『インディ・ジョーンズ〜魔宮の伝説』を思い出した。
●大岩を支えたまま事切れるふたりを見て『北斗の拳』のライガとフウガを思い出した。
●千葉真一は『キルビル』よりもこっちの方がずうっといい演技をしている。
●薬師丸ひろ子はぷくぷくしててカワイイが、岡田奈々の方がずっとキレイだ。
●真田広之やっぱカコイイ。ノースタントでしょ?すごいねぇ。
*1:調べた。公開は昭和58年。20年前!